天体写真の更新&機材の追加

毎日茹だるような暑さが続いていますが、皆さん天体写真撮影はどうなされていますか。
私の方は、せっかくの新月期で晴れているような夜でも利根川の河川敷はなかなか気温が下がらず、徹夜での撮影は体力が持たず控えています。とはいえ色々と天体活動がありましたので、なるべく時間をかけずに済む必要最低限な撮影は行ってきました。
主なものは以下の通りです。ホームページに掲載しましたのでご覧ください。
1.8月16日 プレアデス星団食
2.9月8日  皆既月食

撮影の方は控えていたのですが、東葛星見隊の観望会には積極的に参加しました。夏休みでもありましたので月に2回~3回開催され、夏休みの自由研究の題材としたいのか多くの子供たちから質問を受け楽しい時間でした。
観望会では電視観望で星空を見てもらうのですが、子供たちからはタブレットの画面だけだは物足りないのか実際に望遠鏡を覗いてみたいとの希望が大変多く寄せられました。
私としては、電視観望の方が天体の形もはっきりと見ることができ、特に散光星雲などは眼視では見れないため電視観望で十分と思っていましたので、新鮮な気持ちでした。
そこで、眼視観望と電視観望の両方が一緒にできないかと考えたところ、幸いビクセンの望遠鏡(SD81s)を購入した際に付属で付いてきたフリップミラーの活用を思いつきました。
ただ接眼鏡とカメラのピントが合うか心配でしたが、日中近所の建物で確かめたところほぼピントが合いました。早速夜に実際の星で確認したところ2mm~3mm程度カメラ側の焦点距離が長いことが判明しました。接眼鏡をずらして取り付けるとかスペーサーを挟む等対応策を考えましたが、接眼鏡を取り換えるとピントがずれてしまうため思い切ってヘリカルフォーカサーを購入して挟むこととしました。
こうして出来上がったのが以下の構成です。


<鏡筒側>  VIXEN フリップミラー
<接眼側>  SVBONY SV161 ヘリカルフォーカサー
       VIXEN NPL40mm/PHOTON ED 8mm
<カメラ側> Tマウント アダプター
       ASIAIR 533MCpro

この構成で過日観望会に臨みました。当日の私の担当の観望対象はM13/M5でしたが、球状星団で明るいはずなのですが案の定眼視では淡くモヤッとしか見えませんでした。ただ見た子供たちは接眼鏡を覗いて「見えた~」「見えない」と大はしゃぎでしたので、これはこれで良かったのかと思います。
今後観望会ではこの構成で臨もうかと考える今日この頃です。

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