【ネオワイズ彗星】

【名称】
NeoWise(C/2020 F3)彗星

【特徴】
赤外線観測衛星NEOWISEによって2020年3月27日に発見された長周期彗星。
久々に大きく明るい彗星になったことから、「2020年の大彗星 (The Great Comet of 2020) 」とも呼ばれている。
次に地球に接近するのは8700年頃となる。

【撮影データ】
撮影日:2020/07/19
撮影地:千葉県流山市
撮影機材:鏡筒 RedCat51 FL250mm
     カメラ Canon EOSKiss X7

【レナード彗星】

【名称】
Leonard(C/2021 A1)彗星

【特徴】
レナード彗星 (C/2021 A1) は、2021年レモン山天文台の Gregory J. Leonard によって最初に発見された彗星である。
2021年12月には4等級前後と肉眼で見えるまで明るくなり長く尾を引いている。 12月4日未明にりょうけん座の球状星団M3の近くを通過したところを撮影した。

【撮影データ】
撮影日:2021/12/04
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 RedCat51 FL250mm
     カメラ ASI071MCpro

【アトラス彗星】

【名称】
Atlas(C/2019 L3)彗星

【特徴】
2019年6月10日にハワイ大学が運用する地球接近小惑星のサーベイプログラムにより18.1等級で発見された彗星。
2022年春にかけてやまねこ座からふたご座を移動し、最大10等級で観測される予報が出ている。
今回はふたご座を通過中を撮影したもので、中央で彗星特有の青白く光っておりぼんやりと右下に向かって尾も見える。

【撮影データ】
撮影日:2021/12/30
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 Canon EF 70-200/F4 200mm
     カメラ ASI071MCpro

【チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星】

【名称】
Churyumov-Gerasimenko(67P)彗星

【特徴】
1969年に発見された6.43年の周期彗星。
今回は発見以来8回目の回帰で、2021年暮れに9等級まで明るくなる予報が出ている。
かに座のプレセペ星団(M44)の近くを通過中を撮影したもので淡く尾が見える。

【撮影データ】
撮影日:2021/12/30
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 Canon EF 70-200/F4 100mm
     カメラ ASI071MCpro

【ZTF彗星】

【名称】
ZTF(C/2022 E3)彗星

【特徴】
ZTF彗星は2022年3月2日に、アメリカのプロジェクトでの観測で発見された。前回は5万年ほど前に太陽に近づき、将来的には太陽系から離れてしまい2度と帰ってこないと考えられている。
今回はちょうど火星(左上)とプレアデス星団(右上)及びヒアデス星団(左下)を同一画像におさめることができた。
彗星本体はおうし座のヒアデス星団のそばに青白く尾を引いている。

【撮影データ】
撮影日:2023/02/14
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 Canon EF 70-200/F4 70mm
     カメラ ASI071MCpro

【ポンス・ブルックス彗星】

【名称】
Pons-Brooks(P12)彗星

【特徴】
ポンス・ブルックス彗星は、1812年7月21日にジャン=ルイ・ポンによって発見され、1883年にも偶然ウィリアム・ロバート・ブルックスによって発見され後に同一の天体であると確認された。
周期70年の周期彗星で1954年以来観測されていなかったが、2020年6月10日にローウェル天文台のディスカバリーチャンネル望遠鏡により観測された。
(参考文献:Wikipedia)
今回は、さんかく座銀河(M33)の近くを通過することから撮影してみたが、日没過ぎの西空でまだまだ明るさが残るなか6等級ほどに明るくなり尾がはっきりと見ることができた。

【撮影データ】
撮影日:2024/03/21
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 Canon EF 70-200/F4 200mm
     カメラ ASI294MCpro

【紫金山彗星】

【名称】
紫金山第1(62P)彗星

【特徴】
紫金山第1彗星は、1965年11月1日に中国・紫金山天文台の张钰哲氏により発見された周期彗星。同月11日には別の周期彗星・60P/紫金山第2彗星も発見され、第1彗星と同じような軌道で公転している。
今回は、おとめ座のマルカリアン・チェーン(M84/M86他)の近くを通過することから撮影してみた。

【撮影データ】
撮影日:2024/03/15
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 FS60CB FL370mm
     カメラ ASI071MCpro

【串田彗星】

【名称】
串田(144P)彗星

【特徴】
串田彗星(144P/Kushida)は、八ヶ岳南麓天文台の串田嘉男氏が1994年1月9日に発見した短周期彗星である。
今回は、オリオン座のモンキー星雲(NGC2174)のそばを通ることから撮影してみた。
同時に、小惑星(Astraea)がちょうど写りこんでいる。

【撮影データ】
撮影日:2024/03/10
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 Canon EF 70-200/F4 200mm
     カメラ ASI294MCpro

【パンスター彗星】

【名称】
PanStarrs(C/2021 S3)彗星

【特徴】
パンスターズ彗星(C/2021 S3)は、米国ハワイ州ハレアカラ山頂にある天文台のパンスターズ計画の最初の望遠鏡によって2021年9月24日に発見された短周期彗星である。
今回は、へび座にある散開星団(IC4756)のそばを通ることから撮影してみた。

【撮影データ】
撮影日:2024/03/11
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 FS60CB FL370mm
     カメラ ASI071MCpro

【ボレリー彗星】

【名称】
Borrelly(19P)彗星

【特徴】
1904年12月28日にフランスのアルフォンス・ボレリーが発見した彗星で公転周期6.85年の短周期彗星である。
次回は、2028年12月12日に最接近の予定である。
2001年にはディープ・スペース1号が核を撮影したことで有名である。
撮影時はくじら座(Cetus)に位置しており、8.33等級と暗く肉眼では補足できない状態であった。

【撮影データ】
撮影日:2021/12/28
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 Canon EF 70-200/F4 200mm
     カメラ ASI071MCpro

【紫金山・アトラス彗星】

【名称】
紫金山・アトラス(C/2023 A3)彗星

【特徴】
2024年9月から10月に地球に接近して明るくなり広く話題になった彗星。
この彗星は2023年1月に中国の紫金山天文台で発見された後一時行方不明となったが、同年2月に小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)の観測網で再発見されたことから「紫金山・アトラス彗星」という名称がつけられた。
撮影時はおとめ座に位置し0.78等級と明るく、日没後すぐでもはっきりと写すことができた。

【撮影データ】
撮影日:2024/10/15
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 Canon EF 70-200/F4 200mm
     カメラ ASI294MCpro

【西村彗星】

【名称】
西村(C/2023_P1)彗星

【特徴】
2023年8月13日に西村栄男氏が発見した彗星で、日本では8月末から9月上旬にかけて明け方の東の低空で双眼鏡を使えば見えるほどに明るくなると予報されていたが、彗星が明るさを増す頃はかなり低空に位置し撮影も難しいものなった。
撮影時は、明け方の薄明の中しし座に位置し、画像の左下に拡大すると尾がかすかに見える程度で点のように映っている。

【撮影データ】
撮影日:2023/09/10
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 RedCat51 FL250mm
     カメラ ASI071MCpro

【レモン彗星】

【名称】
レモン(C/2025_A6)彗星

【特徴】
レモン彗星は、2025年1月3日にアメリカ・アリゾナ州のレモン山天文台で発見され、3〜4等級に達する予想されて条件が良ければ肉眼でもぼんやりと見えるかもしれない。
左の写真はM12のそばを通った際に写したものだが、西の方角で高度が低いことから埼玉の光害が激しく中々彗星のテールが見えず落胆する結果となった。

【撮影データ】
撮影日:2025/11/03
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 FS-60CB FL370mm
     カメラ ASI071MCpro
  

【スワン彗星】

【名称】
スワン(C/2025_R2)彗星

【特徴】
太陽を観測する宇宙機SOHOに搭載された観測装置「SWAN」が撮影した画像から2025年9月11日にウクライナの天文家Vladimir Bezugly氏によって初めて発見された彗星。
地球への最接近は10月中旬頃で、撮影時は地球から遠ざかって行っている。

【撮影データ】
撮影日:2025/11/03
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 FS-60CB FL370mm
     カメラ ASI071MCpro
  

【アトラス彗星】

【名称】
アトラス(C/2025_K1)彗星

【特徴】
2025年5月にATLAS(Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System)によって発見された長周期?彗星。
この彗星は、太陽系の最果てに広がるオールトの雲から長い年月の旅を経て、ついに今年の星空に姿を現した。
太陽に最接近したのは2025年10月8日で、この際彗星は太陽の重力と熱により不安定化11月上旬に核が分裂し現在は3つ以上の主要な破片とそれを取り巻く塵の雲として観測される。

【撮影データ】
撮影日:2025/11/21
撮影地:千葉県野田市
撮影機材:鏡筒 FS-60CB FL370mm
     カメラ ASI294MCpro
  

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