新しい鏡筒を調達
文章を書くのは苦手なのですが、せっかくホームページを立ち上げましたので天体写真撮影に際して気づいたことなどを「星撮日記」として発信していきたいと思います。
今回は第1弾として、新しい鏡筒を手に入れましたのでその感想を記載します。
今まで使っていた鏡筒は「RedCat51(FL250mm)」と「SD81s(FL644mm、レデューサー使用で496mm)」で、撮影対象によってはその中間あたりのFL350mm~FL400mm当たりの鏡筒が欲しいと思っていたところ、ちょうどメルカリでSVBONYの「SV503 70/F6 ED」が格安で出品されていたので気がつけばポチッとしてしまいました。
焦点距離は420mmとちょっと長めだが、レデューサー0.8×を利用すれば336mm/F4.8になるのと格安な点が良いかなという単純な理由で購入した次第です。
ネットで調べてみると、EDレンズを使った2枚構成の対物レンズで色収差も多少修正されている模様。とにかくこの価格で接眼部がラック&ピニオンなので重いCMOSカメラにも対応してくれそうだ。
ただ使用された方の感想では、やはりハロが出るようで使っていく中で対応していくしかないと思われる。

届いた箱を開封して取り出してみると、ずっしりと重く価格以上の風格がありフードが収納されるためか小さく感じられる。造りもしっかりしていてラック&ピニオンも遊びもなく正確に機能してくれそうだ。
早速撮影に出かけたいところだが、今日は冬にも関わらずここ関東でも天気が悪そうなので我慢して後日撮影することとした。

【M35/NGC2158】
撮影日:2023/12/14、鏡筒:SV503 70 ED、フラットナー:KASAI ED屈折用フィールドフラットナー、カメラ:ASI294MC Pro、フィルター:SIGHTRON CBP
後日撮影したのが上の写真です。オリオン座にある散開星団でSV503の焦点距離ではちょうど画面に収まると思い選択。
私としてはこれほど鮮やかなのは嫌いではないが、やはり盛大に青ハロが出てきてしまっている。
ネットで検索すると、SIGHTRON CBPでは青ハロが出るが同じSIGHTRON QBPではそれほど青ハロが出ないとのことなので、手元にQBPが手元にあるので早速試してみた。

【M35/NGC2158】
撮影日:2024/1/11、鏡筒:SV503 70 ED、フラットナー:KASAI ED屈折用フィールドフラットナー、カメラ:ASI294MC Pro、フィルター:SIGHTRON QBP
流石に皆無とは言わないがほぼ青ハロはなくなったと思われるが、今度は赤い星が肥大しており赤ハロ?が出てきているようだ。
なかなか難しい鏡筒で、今後の使い方をどうするか考える必要がありそうだ。
以上、SVBONY SV503 70 EDを使った感想です。
これからも逐次その状況をお知らせしていきます。